トルコのマラティアという町にある村で織られた手織り絨毯です。
鮮やかなブルーと細かなパッチワーク文様が印象的な一枚。ブルーの発色がとても綺麗で草木染めならではの染めむらが
手作りの味わいを感じさせてくれます。
こちらの絨毯は、ウールの他にカシミヤが約40%使用されているため、肌触りがとても柔らかくフワフワしていて気持ち良く、
同じ大きさ・製法のウール100%のものに比べてより軽くて柔らかいリッチタイプになります。
(おおよその目安としてはウール60%・カシミヤ40%程度)
カシミヤが入っていると弱くないの?と思うかもしれませんが、経糸・緯糸はウールのみ使用され、パイル部分はトルコ式の
ダブルノットと呼ばれる二重結びの製法で織られており、耐久性に優れとても丈夫なため長く使用いただけます。
中央にデザインされたパッチワークの文様の中にはそれぞれに象徴する意味が込められており、目のような文様は魔除けのお守り、
ジグザグ文様は命の源である水の流れ 、というようにそれぞれの文様に家族の幸せや豊かな生活を願う織り手の女性の想いが
織り込まれています。
当店の扱うマラティア絨毯の中で最もデザインが細かくたくさんの色を使用しているため、とても手間をかけて織られたものに
なります。
ウールの柔らかな肌触りが心地良く、一年を通して快適にお使いいただけます。
マラティアは海外からの観光客がほとんどいないため、自然豊かでオスマントルコの面影や文化が残っています。
マラティアの村
イランに近い地域のためギャッベと少し似ている雰囲気も感じられますが、ギャッベとは異なる技法で織られており、ダブルノット方式(二重結び)と呼ばれるトルコで主に用いられる結びの技法で織られています。